本編は21日(日)に最終回を迎えて無事終了しました、
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」。
その1年間の総集編が、前後編の2回に分けて明日から放送されます。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」<総集編>放送予定【総合】12月27日(土)[前編]午後1:05~2:58/[後編]午後3:05~4:58【BSプレミアム】[前編]1月2日(金)午後2:00~3:53/[後編]1月3日(土)午後2:00~3:53※都合により放送時間が変更になる場合があります。ご了承ください。
ちょっと前にこのブログでも、『X21』というアイドルグループのリーダーが、このドラマの主役、黒田勘兵衛の嫡男、長政(ながまさ)の後妻役として出演しているという事で触れていましたけどね![]()

このブログは一応、音楽中心のプログラムでお届けしている”つもり”なので一等最初は、音楽の事を、、、壮大なオープニングテーマの音声動画を、、、
軍師官兵衛メイン・テーマ HD (720p)
作、編曲:菅野祐悟/テーマ音楽演奏:NHK交響楽団/テーマ音楽指揮:広上淳一
東京音楽大学を主席で卒業した天才児&貴公子、菅野さんの作、編曲による壮大なオーケストレーション、是非ヘッドフォンで大音量で聞いてみてください!生のオーケストラ演奏とはこういうものなので!!
「歴史ヲタク」と自称する筆者にとって、この戦国時代三武将の事は一番面白く(たぶん皆そうでしょう)、徹底的に調べた時期があったので更に克明に書く事も出来るんですけど、もちろんそれは「禁断」なので今は辞めておきまして、あくまでも、この「ドラマ」の事を少しだけ書きたいと思っています![]()

ひとつだけ断っておきたいのは、たぶん皆さんが知識として知っている「歴史」というのはあくまで教科書で教わっている、「フィクション」としての史実であって、「ドキュメント」では無いという事ですね?だから当然このドラマも「事実」とはかけ離れた脚色がされている部分が多大であります!
わりと史実にそのまま忠実になって来たのは、文献や写真などの情報が残される様になった江戸後期当たりからだと思いますねぇ、、、それまでは、あくまでも「勝者」が作りあげた政治利用の為のプロパガンダだと言い切っても良いのかと、、、加えて江戸時代盛んだった、歌舞伎や浄瑠璃等の今で云う、「ドラマ」用のシナリオに過ぎないと思います、、、
とは云っても、限られた文献や遺跡の一部から推察される江戸以前の日本の史実も「想像」であって、本当の本物の史実ってのは「神のみぞ知る」って事になっちゃいますけど・・・(笑)
「お前のエラそうな能書きはいらない?」な~るほどぉ、、、了解しました(笑)
実は筆者もこのドラマ、途中、それもかなり後半になってから見たのが事実でして、、、
大方の視聴者がそうだと思いますけど、主役がJ事務所のV6岡田君でしょ?って、、、
でも、どうしてどうして彼の演技が素晴らしかったですねぇ、、、
それになんと云っても脇を固める、ベテランから若手に至るまでのキャストの演技がこれまた素晴らしい事!!
冒頭の画像、歴史的大物が一同に並んでいる「ありえない写真」ですけどね(笑)
まぁ手前が、主役の黒田勘兵衛演じるV6の岡田君で、後ろ3人が、左から織田信長役の江口洋介さん、中央が大河秀吉役では2度目の登板、豊臣秀吉演じる竹中直人さん、そして右が、徳川家康役の寺尾聰さんです。
ベテランにはベテランの「味」、新人には新人なりの新しい切り口があって、上手くブレンドしていたと思います。脚本を手がけた、1993年に『ゴト師株式会社悪徳ホールをぶっ潰せ!』で脚本家デビューした前川洋一さんの手腕も光るところですね![]()

明智光秀役の春風亭小朝さん、千利休役の伊武雅刀さんの演技もシブかったですね![]()

では、明日の放送を前に、筆者久々にテレビの前でボロボロ泣いてしまった(笑)最終話がアップされていたので貼っておきたいと思います。
軍師官兵衛 第50話(最終回)
主人公の黒田官兵衛(名の変遷=万吉→黒田官兵衛→黒田如水)有岡城で牢に幽閉された時の劣悪環境で、重い皮膚病(頭部から顔の一部にかけて)と、片方の足が不自由になりましたけど、タイトルにもなっている、「軍師」としての頭脳プレイで、秀吉の天下統一の足がかりを作っていった人物ですね?
とにかくこの時代の人物というか、歴史に「名を残す」人達は全て偉大な方々だったと思いますよ?最初に書いたように、後の勝者が、たとえ悪い様に書いたとしても、、、
ですけどね、、、
だから筆者は自分の祖先なのであんまり悪くは書きたくないんですけど、最後に天下を取った、徳川家康という人は、あんまり武将としても大した事ないし(実際負けている戦も多い)、人望もそれほど無いし・・的に思うんです、、、ただこの方、幼い頃から人質になって、今川、織田、秀吉等の名将の側で、権威も落とさず上手く立ち回っていた「要領の良さ、運の良さ」みたいなものがあっただけかと、、、
それに側近がとにかく素晴らしい、三河四天王と呼ばれた酒井忠次・本多忠勝・榊原康政・井伊直政(この家柄は江戸時代末期まで重要な要職を独占している)という人間達が誠にジャストミートなアドバイスをして行く、、、忘れちゃいけないのが、家康が密かに救い出して出家させて側近にさせた故・明智光秀だと云われている天海というお坊さんの存在もあります。なにせこの坊さん、江戸開幕後すぐ豊臣家謀反のこじつけを考え出した人なんですから、、、あんまり詳しく書けませんけど歴史的にかなり重要な人物であることは間違いありません!
動画を貼った最終回でも描かれていますが、たぶん江戸を開いてから、「大阪夏の陣」で豊臣家を滅ぼすまで、常に「豊臣」の影に怯えていたと思います(それだけ秀吉の人気が絶大だったという事。庶民にも、有力大名達にも)。それを証拠にやっと手に入れた征夷大将軍の座をすぐ3男の秀忠に譲って、自分は故郷の駿府に引き下がってしまいますし、この最後の戦が終わってから安心するように亡くなっていますしね?意地でも生きてる必要があったと(笑)
つまり、幾多の「失敗例」を参考にして、組み立てたのが江戸幕府のシステムであって、それを証拠に、江戸幕府っていうのは、秀吉の時代までにあった「一人の独裁政治体制」では無く、将軍以下の合議制と、「法」の元に管理された政治体制で運営されているので、将軍というは、もう3代家光くらいからは「権威の象徴」として居るだけなんですね?「その威光を利用して」老中以下側近が、運営している、、という事で、以後264年の長きに渡る、戦争の無い平和な時代を築けたという事になると思います。
ちょっと長くなってしまいますから今回は詳しく書きませんけど、信長や秀吉っていうのが、これだけ「凄い人物だった」と後世に語り継がれているのは、それだけ家康が恐れていたという事も云えるでしょう、、、同じ事は、このドラマの主人公、黒田勘兵衛や関ヶ原で命運を分けた石田三成という人物にも同等と考えるべきですね![]()

おっとやっぱり長くなってしまった(汗)
たぶんまた加筆すると思いますけど、とりあえず長くて書くの疲れたので一旦終わります。
でも明日の総集編は良かったら、是非見て下さい!歴史は「真実」なので面白いので、、、